皆さん、明けましておめでとうございます。今年も皆さんの元気な姿が拝見でき、新年の挨拶が出来ることをたいへん嬉しく思っています。２０１５年の仕事始めに当たり私の思いと本年の課題についてお話したいと思います。

さて、先月の選挙においては、自公は経済政策「アベノミクス」継続の是非を最大の焦点に掲げ、３分の２の議席維持を維持する自公圧勝の結果になりました。しかしながら、その経済効果は当社が置かれている業界に及ぶには程遠く、取り巻く環境は円安、アルミ箔、諸資材の価格高騰などにより一層厳しい状況が予想されます。 この様な状況が予想される中、本年の経営基本方針は、昨年に引き続き『めざせコンビニエンス日金』を継続したいと思います。すなわち、現在社会においてなくてはならない存在であり、そこに行けばOne Stopで欲しいものが手に入る、お客さまにとって利便性が高く欠くことのできない存在感のある会社になるということです。

そしてこの基本方針を確実なものにするための重点課題として
１．「安全」
工場においては完全無災害職場の実現に向けた本質安全化の追求と安全人づくりの実施を、また営業部門においても社用車活用度が高く、交通事故のリスクが高く、絶対安全運転の追及をお願いしたい。
２．「顧客重視を前提とした最大利益の追求」
短納期、高品質、サービスの充実で顧客満足度１００％へ挑戦して下さい。
３．「５ゲン主義に基づく発生源対策によるクレームの撲滅及び品質向上」
３ゲン主義として「現場」へ行き、現場にある「現物」が、「現実」の中でどのように動いているか（使われているか）を把握すること。に加え、「原理」　（＝不良を引き起こすメカニズムや、製造条件の機能）を知ること。また「原則」（顧客の立場になって考えること。つまり、顧客がその品物をなんのために、どのように使用しているのか、どんな機能や性能を期待しているのか把握し、その実態が作りこまれているか）を考え行動して欲しい。
４．「一品管理による利益管理」
客先別、商品別の売価/原価（仕入価格）を把握し、販売数量とリンクした利益がリアルタイムに把握できること。また原価についても、生産性、歩留などの実績が確実に把握でき、製販ともに常に儲かっているかどうかが把握できるようにしたい。

今年一年もまだまだ厳しい環境が続くと思われますが製販の信頼をベースに、新たな発展への飛躍の年にしましょう。そして、「明るく」「元気で」「前向き」に仕事に取り組んで行きましょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　代表取締役社長　野間幹二