年始社長挨拶 (抜粋)
あけましておめでとうございます。 ご家族の皆様と良いお年を迎えられたこととお喜び申し上げます。
さて、2012年を振り返りますと、震災からの復興、新東名の開通やスカイツリーの開業があり、今年こそは景気が上向くと期待しましたし、所々ではオリンピックに沸いたり、山中教授のノーベル賞受賞などの明るいニュースもありましたが、エコカー減税の終了、欧州経済危機、円高、日中・日韓問題、GDPマイナス成長、所得環境の低迷、雇用不安定の状況で経済活動は低迷したままです。
このような中、昨年の漢字一文字は「金」でした。金環日食、金メダルとそれに日金の「金」の年でした。日金は2012年3月期 前期の決算は過去最高益を出すことができましたし、4月からの今期も今現在では昨年を超える状況で推移しております。
これも販売商品の変化と経費削減が功を奏しております。
しかしながら、受注は減少傾向が続き先行きは不透明ですし、しいては埼玉工場の稼働問題が今後足を引っ張る可能性があります。
このような状況では「日金は安泰」とは言えず、早々の改善が望まれます。
今年は巳年、この「巳」の字は胎児の姿の形象文字と言われており、また植物の芽が子房の中に芽ぐみ始める姿とも言われており、物事が新たに出発する意味で、新しい始まりを表しています。
今年は古河スカイ殿と住友軽金属工業殿が経営統合する見込みで周辺の環境が大きく変化しょうとしております。
経営統合による新しい変化に対し、日金は存在感をだし、生き残れる会社にしなくてはなりません。
最後に今年の日金の方針としては、減収時でも利益の出せる体質造りを進めること。
顧客志向で提案型の営業かつ早い、速い対応を行うことでお客様が我々の方を向いていただける体制造り。更にはお客様が安心できる品質の造りこみを進める。ことであります。
各人は自らの使命を自覚し、変化に対応し、更なる改善を進め会社の成長に寄与してゆきましょう。
社長 奥田 稔